Fedora Core x86_64 のインストール


インストール方法は、他に分かりやすいホームページがあるので、そちらにリンクを張っておきます。

「テキストモードでLinuxをインストールする Fedora Core5 編」

「Fedoraで自宅サーバー構築」のページ インストールするパッケージには注意

大事なポイントは、PCクラスタ間での通信の問題が起こりにくいように、ネットワークの設定でSELinuxやFireWallは無効にしておきます。インストールするパッケージはお好みで選んで下さい。化学計算プログラムをコンパイルしたりするのであれば、gccやpythonが使えるように「開発ツール」「開発ライブラリ」を選択しておいたほうが、いいでしょう。

インストール後、まず、yumのミラー先の設定を行ないます。yumとは、Fedoraにおけるパッケージの管理を行なうプログラムで、Windowsでは、コントロールパネルの中の「プログラムの追加と削除」や、Windows Updateに対応するものです。



rootでログインし(rootは管理者権限をもつアカウントで、いろいろな設定ファイルの変更ができるので、操作には非常に気を付けてください)、左上のアプリケーションメニューからファイルブラウザを起動させてください(GNOMEの場合)。ファイルシステムをダブルクリックすると、ルートディレクトリ(/)に移動します(Windowsにおけるマイコンピュータのような大本のディレクトリです)。いろいろな設定ファイルは/etcのディレクトリに収納されており、その中のyum.repos.dにyumに関する設定ファイルが格納されています。/etc/yum.repos.d/の中に移動し、設定ファイルのバックアップをとります(変更するのは、fedora-core.repo, fedora-extras.repo, fedora-updates.repo)。




Editor上で#baseurl=の#を消し、mirrorlist=の前で#を入れ#mirrorlist=とします。#は、コメント行を意味して、#を付けることで、その行の意味を無くし、#を取ることで意味を持たせます。つまり、yumでupdate等を実行する際に参照するURLをmirrorlist=からではなく、baseurl=を参照させることにします。次にすべのbaseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/をbaseurl=ftp://ftp.riken.jp/Linux./fedora/に変更します。これは、redhat.comにupdateの問い合わせをするのを、国内サーバー(この場合はriken)に変更することを意味しています。これで、ダウンロードが随分、早くなると思います。

/etc/yum.repos.d/fedora-updates.repoの変更例
[updates]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Updates
baseurl=ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/linux/core/updates/$releasever/$basearch/  #行の頭の#も取る
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/updates-released-fc$releasever #コメント行に
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora

[updates-debuginfo]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - Updates - Debug
baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/updates/$releasever/$basearch/debug/
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora

[updates-source]
name=Fedora Core $releasever - Updates Source
baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/updates/$releasever/SRPMS/
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora


これでプログラムのアップデートが国内サーバからダウンロードするため早くなったのですが、実際にやってみましょう。端末(コマンドライン)から実行するには、”yum update”と打ち込んで、リターンを押すだけですが、FedoraにはPupと呼ばれるグラフィカルなアップデートプログラムがインストールされています。



使い方は簡単で(yumも簡単だけど)、起動すると自動的にアップデート可能なプログラムを調べて、アップデートの適用ボタンを押すだけで、チェックの入ったプログラムのアップデートが行なわれます。




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