ランレベルの編集

計算を始めたら、そのときのカーネルのバージョンがイマイチだったのか、高負荷を掛け続けると、X-Windowsの様子がおかしくなっていました。もちろん、計算のきりが良いところで、再起動すれば良いのだけど、元来、X-Windows(GNOME)は計算にいらないだろうと思い、ランレベルを変更することにした。(計算の入力ファイル出力ファイルは普段、使っているWindowsマシンでFTPによって出し入れをしているので)

ランレベルとは、こちらをご覧ください。

基本的には、マウスを使ってインターネットの情報なんかを読みながら、Linuxの設定を変更・修正していたのですが、コマンドの打ち込みだけでも問題なくPCクラスタ上で計算を流すことができるので、グラフィカルな動作を止めてしまおうというのがスタンスです。(ちなみに、Windowsマシンからは、コマンドの入力に PuTTY ファイル転送は、FFFTP を使っています。)

ランレベルの変更方法は単純で、/etc/inittabに書かれている5を3に変えるだけで、ランレベル5がランレベル3で起動します。変更するとこれまで、グラフィカルなログイン画面だったのが、コマンドラインの「いかにもLinuxを使っています」調になります。
/etc/inittab
id:3:initdefault:

たまには、グラフィカルな画面を呼び出して、ネットで調べ物をしたいときなんかは、rootでログインした後
init 5
と打ち込めば、また、グラフィカルなログイン画面が表示されます。
ただ、打ち込むのが面倒だと(めんどくさがりの私は)/boot/grub/grub.confを修正して、起動時にグラフィカルな画面を呼び出せるようにもしています。
/boot/grub/grub.conf
title Fedora Core (2.6.17-1.2157_FC5) runlevel5
 root (hd0,0)< br> kernel/vmlinuz-2.6.17-1.2157_FC5ronroot=LABEL=/ rhgb quiet 5
 initrd /intrd-2.6.17-1.2157_FC5.img
上記4行で一つの起動オプションを示しています。今、インストールされているバージョンをコピー&ペーストして、赤字で書かれている部分を付け加えると、起動時のGRUB画面で、ランレベル5を選択することが可能となります。

(注意)inittab grub.confの編集は、起動に関係するファイルですので、くれぐれも慎重に行なって下さい。最悪、PCが起動できなくなります。

横柄者の私は、もっと、楽にならないか考え始めました。それは、PCの電源を切る際に、わざわざ、コマンドでshutdown -h nowとか打ち込むのが面倒になったのです。グラフィカルなログイン画面だとマウスで電源を切ることを選択できたのだが・・・

在りました、こんなページ

サービス(デーモン)の設定でacpidをonにしてあれば(chkconfig acpid onでOK)、Fedora Core 5とこのPCクラスタのマザーボードなどの関係では、単純に電源ボタンを1回押すだけで、終了のプログラムが走り始め、自動的に電源が切れました。/etc/acpi/eventsのフォルダの中の初期ファイルに電源を切るスクリプトが入っていたのです!!
それ以来、CPU切り替え器も使わず、本体の電源ボタンをぶちっ!!
 

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